電子版 あとがき
(作品掲載順・敬称略)
あすか
「人の身を得たのに」
お初にお目にかかります。あすかと申します。
大変光栄なことに「水底に月ー泡沫ー」に参加させていただきました!
自分の中で本丸の終わりというのは別れを連想しました。そして、置いていかれてしまう彼等を考えて今回の作品としました。
お手に取ってくださった皆様ありがとうございました!
コバト
「かはたれどき」
この度、本丸終焉目録『水底に月』にWeb寄稿させて頂きましたコバトです。
今回寄稿致しましたイラストに描かれた六振りの刀剣男士にはある共通点を持たせています。
私のイラストに目を留めて頂いた皆様と、企画にお誘い下さった五月雨ノ様に心からの感謝を。本当にありがとうございました!
紺野 真砂夜
「どぼん。」
このたびはすてきな企画に呼んでいただきありがとうございます、紺野真砂夜と申します。当初は別の悪さを企んでいたのですが、ここ数か月で別の企てに思い至り、初手こんな滅びを演じさせていただきました。書籍版にも参加させていただけるということで、「どぼん」の答え合わせ、させていただきたく。
樹山 由来
「月来香」
素敵な企画にお招きいただき、有り難うございます。
本丸終焉を書ける日がくるなんて夢みたい!と楽しくやや興奮気味に書かせていただきました。こんのすけには全力で謝罪をしたい。させてくれ……
書籍版の方もリンクする内容になっておりますので、そちらもどうぞお楽しみいただけましたら幸いです。
鹿機
「デトリタスの玉座」
「雪国」
この度は企画開催おめでとうございます。緻密で美しい世界を立案、編纂して下さった五月雨ノ様、関係者の皆様、立ち止まり作品をお読みいただいた全ての方に心より感謝申し上げます。今日どこかに訪れた終末が、平和より恐ろしく、戦より穏やかな、誰かの願いと共にあることを願ってやみません。
五月雨ノ (主催)
「溺れ手うたかた」「雷鳴 ~沼地より~」
再録『溺れ手うたかた』はこの企画の発端といえるもので、アルバムのリード曲のようなつもりで収録しました。様々な終末に触れたいと思い至るきっかけとなった1作です。電子版タイトルはこの作品に由来しています。
描き下ろしは『沼男』から着想を得、主催がいちびらなくてどうするのかと目一杯に張り切りました。清麿くんは表情には出にくくても感情の豊かな子だと捉えています。相方がああなので目立たないですが。書籍版ではそちらの彼を主軸に別本丸の模様をお送りしたいと思っております。
さて、この度は「いろんな本丸の終わりが見たい」という私の我儘にお付き合いいただき、ご参加の作家先生方はもちろん、ご覧くださったすべての方々に多大なる感謝を申し上げます。「いろんな終わり」とはいうものの、凡人の発想には限りがあるもので、敬愛する諸先生方のお力をお借りした次第です。結果、時にかなしく、時にあやしく、そして美しい終焉の数々がここに集いました。書籍版の発行を前に早くも満悦しております。電子版、書籍版で繋がっている世界も幾つかあるとの事ですので、私自身、誰よりも完成を心待ちにするばかりです。
書籍版発行に先んじまして、八月、お盆には公募版の開催も予定しております。より多くの物語に触れられるものとこちらも楽しみに準備を進めてまいります。
主催特権とばかりにふんだんに字数を用いましたが、これにて電子版『水底に月 -泡沫-』結びのご挨拶とさせていただきます。引き続き、そして繰り返し、めくるめく終焉の世界をお楽しみいただければ幸いにございます。
2021年3月28日